開催中の展示
「六本木クロッシング 2019」 2019.02.09 – 05.26 森美術館|六本木, 東京
Works
2018 3Dデータ / ムービーデータ 3分22秒
そこでこの公共造形物「平和の少女像」と、その設置された歴史的経緯をSNSやインターネット上の「公共」にオープンソース化し、世界中の個人が半永久的に「記録」するという試みである。
撮影地:韓国(ソウル)
2017 ムービーデータ 24分58秒
50年間の日本統治を経て、現在は中華民国の統治下にある台湾。日本統治下で教育を受けた世代と、戦後の中華民国統治下で教育を受けた世代とでは扱う言語が異なる。その為、双方のコミュニケーションは乏しく世代間の文化・風俗の断絶があるという。また、高齢者は認知症や身体的理由から外出が困難な為、その傾向はますます加速していると言われている。
そこで私は、日本語を話す世代の方々を訪ね、彼らが幼少期に習った日本の文化や風俗を、日本語で語る映像を記録することが性急と考えた。それは彼らを通して垣間見える当時の台湾を知ることで、昔の日本が何を残し奪ったのか、これからを生きる人々と今は亡き昔の台湾を共有し、未来を考えるきっかけになればと考えた。
撮影地:台湾(台北・台南)
2017 ムービーデータ 05分13秒
半径20km 警戒区域
半径30km 緊急時避難準備区域
半径50km 計画的避難区域
半径200km 日本の首都 東京
半径1800km 日本で唯一の地上戦の舞台 沖縄
オリンピックやリニアモーターカーで この国はひとつになれるのだろうか
撮影地:沖縄(地図)
2017 ムービーデー サイズ可変 /インスタレーション
2011 年 3 月 11 日以降、勃興した反原発運動の参加者は 20 万人にまで膨れ上がった。だが、メディアの関心や運動の参加者が少なくなった今でも、脱原発テントで活動する彼らは「ひろば」占拠の正当性と強い反原発の想いを持って国と電力会社と闘っている。 それはテント建設から 5 年が過ぎた今でも、彼らの「理想」が果たされてはいないからだ。
2016年8月。約5年に及ぶ活動家らの国有地(通称 ポケットパーク)不法占拠による脱原発活動は、最高裁判所の強制撤去という形で、その歴史に幕を閉じた。
あれからX年。
夢をあきらめなかった老人たちは、経済産業省の目指す宇宙開発事業による経済促進と、シルバー人材雇用拡大に一役買い、経済産業省第四分館による「脱原発」は「脱地球」という形で実現されたのだった。

2016 ムービーデータ 18分37秒/インスタレーション
「電気も水道もないこんな仮設のテント、、。最初は1日、いや1週間でやめるつもりだったんだ。けど周りが盛り上がって、やめるにやめれなくなっちまったんだ」と白髪の活動家がこぼす。
一時は20万人まで膨れ上がったみんなの夢が、今も老人たちをテントに軟禁している。
■撮影地(地図)
2016 ムービーデータ 05分40秒/シルクスクリーン
毎週金曜日の終電間近。クタクタになったスーツが街中に転がっている。全く機能しない労働法のもと、低賃金の高ノルマ、休日返上の長時間労働。不眠不休を強いられ、彼等はひたすらに消耗されてゆく。家族のため、会社のため、お国のため…..様々な重圧を一身に背負い、死ぬまで続く「仕事」を忘れるかのように煽る酒。「きっと良くなる」そう信じて働き続ける姿は、勝利を夢見て太平洋に散っていった兵士のようだ。勝利も解放もないまま誰からも褒められず疲れ果てた彼等にそっと布を掛けた「お疲れ様」の一言を添えて。英雄たちの勇姿は今も昔も変わらない。
2016 ムービーデータ 06分57秒/ 赤ちゃんの足
震災後の福島に生まれた赤ちゃんにも、認知症で要介護の老人にも、僕にできる事といえば「さぁ立って 前に進もう」と言ってあげる事くらい。

2015 ムービーデータ サイズ可変/インスタレーション/写真/面/2011年3月11日以降4年間分の地元新聞紙
展示撮影: Kota Takeuchi

2015 ムービーデータ 2分32秒/インスタレーション
「はっ?うっせーし!何があろうとこの上がほんとの空!」 毒山凡太朗によるあらゆるほんとの空入門
参照|高村光太郎 著「智恵子抄・あどけない話」
2015 写真/ムービーデータ 02分39秒/イルカの骨肉
2015 年04 月10 日、茨城県鉾田市の海岸に大量のイルカが打ち上げられた。翌日、様々な憶測が日本中を飛び交った。その死体は、この先起きうるあらゆる事態を想起させるコマンドとして働いた。
映像撮影日は2015 年04 月11 日。150 頭打ち上げられたイルカの内、最後の1頭。
2014 ムービーデータ 07分11秒
「風俗童貞なの?子供だね」そう言われて向かった先は、震災後の風俗バブルに沸くいわき市の風俗街。この地で休む事なく癒しを提供する彼女の名は「リカ」。しかし僕は彼女を” 買う”ことはできなかった。翌日、癒しを求めて隣町の「リカちゃんキャッスル」を訪れた。ここでは毎日ソフトビニール製の「リカ」が大量生産され販売されている。大人の階段を登る為の風俗と、情操教育の基本とも言える人形遊び、大人と子供の中間地点に立つ二人の「リカ」を巡る二部映像。